少しずつゆっくりと
ここまできたのだから今更、何も焦る必要は無い。
新しく家族になるという事は容易い事では無い。
ましてや子供達は既に成人しており今更、パパと呼べと言われたって呼べる筈が無いさ。
おっちゃんで良いよ。
でも出来るなら「優しい、おっちゃん、頼れるおっちゃん、楽しいおっちゃん」で居たい。
僕にとっては念願の娘。
きっと判ってるママちゃんと未来が僕に与えてくれた希望なんだ。
生きる事を諦め早く死ぬ事ばかりを考えている僕に生きる仕事をさせる為にだ。そしてきっ
とママちゃんと未来は僕とは向こうで話してしまったから話せなくて叔母に託したのだと思
う。叔母は全ての答えを言ってはいけない決まりなのかヒントだけ与え僕が自分の心眼で選
ぶ事をさせたのだろう。
僕が見つけ選ばれた相手は叔母の言う通りの人でした。
母とも直ぐに打ち解けられて互いに気を遣わずに済むという、まるで運命としか言い様の無
い、奇跡としか言い様の無いパターンだった。
だって母が自分の部屋に入らせるのは親父と僕だけ。
弟ですら入った事は無いだろう。
なのに母はママを自分の部屋に入れ叔母や自分の両親、つまりは僕の母方の祖父母の写真と
かを見せてた。
驚いた・・・・マジで驚いた。
当の母も後から思い出して驚いてた。
やはり運命の人だったのだ。
これから将来、僕の命が尽きたら僕とママちゃんと未来でママとメグと二人の娘と僕の子や
孫を守る。
そしてママが生きる仕事を終えて来たら皆でドンちゃん騒ぎをしようと話した。
でも実際の所は皆でメグを守る事をするだろう。
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