想い。
僕は過去に愛の無い結婚をした為に家族である子供達に淋しく悲しい思いをさせてきたのか
もしれない。
出来る限りの事はした。
学校に呼び出しを受けて怒られる時、警察に器物破損で補導された時も、そういう悪い時に
行って謝るのは僕の役目だった。
長男が高校を中退すると言った時は身体を張っても反対し、半年間、休学させ知り合いの会
社で働かせた。
働く、社会に出た時に中卒と高卒と大卒の違いを身を持って体験し中退して中卒で終わる事
が後々自分にどういうふうに影響するのかを考えて欲しかった。
そういう子供等が重大な岐路に立っていた時に前妻はいつも知らん振りの傍観者だった。
二男が警察沙汰を起こした時もだ。
僕が外に愛人を作り子供を二人も成してなければ長男と二男は母親など居ないと主張してい
ただろう。
彼らから三下り半を突き付けられたのは僕の不徳。
良い訳するつもりも無いし後悔もしてない。
僕が好きになった相手は最初はママちゃんに容姿共に似てた。
好きだったのかどうか今となれば判らないけど、多分、単純に居る筈の無いママちゃんを追
いかけていただけだろうと思う。
でも生れてきた子前妻が産んだ子である長男~三男と婚外子の四男と五男と何ら変わらなく
愛していたし大事な息子だと思っていた。
僕は長男~三男にしてみれば自分の母親以外に父親と血の繋がってる子が二人も居る事に怒
りを感じていたのだろうけど、僕は五人共に変わらない心で愛していたし平等に何でも自分
で出来る事はしてきた。
血が繋がっているのだから、いつの日か判り合える日がくるだろうとも考えていた。
しかし血の繋がりなんて何の意味なんて無く「血は水より濃い」というのが嘘だという事を
身を持って知ったのは自分の死が直前に迫ったという極限の時でした。
僕が1時間近く心肺停止になり奇跡の蘇生を果たした時には誰一人として来なかったしメー
ルの1つも来ない。四男と五男の母親に言った時には「じゃぁお金はどうなるの?」だった。
正直、傷付いた。
僕は何のために子供等やその母親を養う為に頑張って生きてきたんだろうと思った。
もう二度と誰も信じないと決めた。
自分が信じられていないのと同じように僕も誰かを信じるのは止めようと思った。
信じられるのは僕を産んでくれた母親だけだと思い、それ以降は生きてきた。
しかし、その母親からも「ダニ」扱いされて、僕の心の傷は極限まで深くなりました。
その時に僕を一番可愛がってくれ心配してくれてた叔母が病に伏して亡くなってしまいまし
た。僕の不思議な能力に気が付いたのは亡くなった筈の叔母の声が聞こえてからでした。
叔母は「もう直ぐお前は良い人に巡り合える」と言った。
でも僕は病院と家の往復以外に人と会う事の無い生活をしている僕に出会いがある筈が無い
から、それは絶対に叔母の間違いだと思っていました。
だけど叔母は「その人は〇〇〇➡従姉と同じ歳で、お前はその人に自分の過去を全て正直に
話ても受け入れてくれる人だ」というヒントだけくれた。
それでも僕は信じる事が出来ずにいましたが、偶然、ママのブログと出会い、最初は何て嫌
らしくて卑猥な事を書いてる馬鹿な女だと思っていたけどブログのタイトルやサブタイトル
を見ると、どうしても書いてる内容と実際の彼女の心は本当は違うんじゃないかと思ったし
ランキングが上位に来てるのは卑猥な事を書き卑猥な写真を載せているから世の中のスケベ
な奴らが集まってきてるだけだと思ってたし、それは今も間違ってるとは思って無い。
今も時々彼女は自分を露出する。
僕が止めてから止めたけど・・・・・。
ママが叔母のいう運命の人だと気付くまで、そんなに時間は掛からなかった。
そしてそれから僕等は急速に接近し、互いの直接の連絡先も交換出来て、それまではメッセ
ージ欄でやり取りしていたけど、直接リアルメールしたり電話で話す様になりお互いの事を
少しずつ知り、愛が日々深まっていきました。
それはママも同じだと思うし、それは今も変わらずで現在進行形なのです。
ママは僕のブラックな過去も栄光の過去も全て受け入れてくれました。
叔母の言う通りでした。
亡くなった人と話せるのは以外と楽しいものです。
でもそれは親類縁者に限った場合です。
僕はママに片道500kmの道程を車で飛ばして3泊4日の予定で会いに行きました。
そして僕は確かにこの人で間違い無いと確信しました。
その翌月、ママが今度はかなり無理して僕の家に来てくれて母ともあっという間に打ち解け
ました。
僕がママと娘達三人がいる此処に来る決断をしたのは母から「ダニ」扱いされた事が切っ掛
けで決断したのは僕であり、叔母からは母を許してあげて欲しいと言われていました。
僕は母を許しましたけど此処に来るという決断は変わらず着々と此処に来る為の準備を向こ
うで進めて、ある自分にとってケジメになる日に此処に来ました。
最初の頃の此処での生活は記憶にとどめておけない程にハチャメチャでした。
でも中々他人を受け入れない三女からも受け入れて貰う事が出来ました。
僕は此処で何を成すべきなのか、何の為に此処に来たのか意味を見出す事が出来ないまま時
だけは流れていきました。
仮の宿であるマンスリーマンションから賃貸マンションに移ってから少しずつ自分が成さば
ならない事を考え始め、今は家族6人が一つ屋根の下で暮らす様にする事が僕の当面の使命
であり、家族はそこから新たなスタートをきるのだと思っています。
そして、その家族を命懸けで守る事が僕の最大の使命でしょう。
娘達とは血の繋がりはありませんが僕は血の繋がりなんて何の意味も無い事を身を持って知
ってるし、そんな水より薄い物よりも心の絆が親子の繋がりを作っていくものだと確信して
います。
娘達三人が僕を父として認めてくれるのか、只のオジサンで終わるのかも僕次第である事も
僕は知っている。
そして僕等は少しずつ親子になってきているんだと信じている。
僕は高校生の頃から娘が欲しいと思ってた。
だけど未来を失ってから娘には縁が無かった。
だから今、義理とはいえ娘が出来て嬉しい。
娘が僕をパパとして一日も早く認めて貰えるように僕は生きていかなければならないと心か
ら思ってる。
僕は娘達のパパになりたい。
娘達からパパと呼ばれたい。
それが僕の想い・・・・・・・・・・・。
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